2012/10/02

バークレーの植物園でモダンアートを見たこと

 UCバークレーの裏山にある大学付属の植物園に行ってきた。広大な敷地に世界中の植物が集まっているとの触れ込みに惹かれたから、というのがひとつめの理由。もうひとつは、期間限定の奇妙なモダンアートを展示していると聞いたからである。
 
このアートの最大の特色は、政府から多大なる補助金を受けながらも昨年破綻した太陽電池メーカー、ソリンドラ(Solyndra)社のガラス製品をそのまま使っていることだ。「ビジネスからアートへの意外な転身」という見方もあるし、「オバマ政権への痛烈な批判」という見方もある。地元の新聞などでは、後者の見方がマジョリティを占めているようだ。

 しかしまた、リベラルで鳴らすバークレーがリベラル派の政権を批判してしまうというのは、一体どういうことなのだろう。しかも大統領選の白熱するこの時期に。そういうことは分かっていて、敢えてそうしているのだろうか。リベラルのリベラル。反骨の反骨。
 まあそれは私の考え過ぎかもしれないけれど、バークレーってやっぱり変なところだあ、と改めて感心した次第である。

草木生い茂る中で、いきなりアートに出くわす。(瀬戸内海の)直島に通じるセンスだ













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