2012/03/24

UCバークレーに合格したこと

カリフォルニア大学バークレー校(Goldman School of Public Policy)に合格した。
まさか受かるとは思っていなかったので、嬉しいというより不安が先に立った。おいおい、本当かよ。何かの間違いなんじゃないか?と思った。というか、いまでもそう思う。

GSPPは、政策分析の分野で全米1位、環境政策の分野で全米3位にランクされる(出所:US News and World Report 2012)文字通りのトップスクールである。他の公共政策大学院(例えばコーネルのCIPAやコロンビアのSIPA)に比して必修科目が多く、経済学や統計学、政治学などの分野において、基礎から実践までみっちり叩き込まれるという特徴を有している。理系出身の私にとっては、かえってありがたいことかもしれない。

スクールの規模が小さいというのも、GSPPの特徴に数えられるだろう。ここを卒業した先輩の話によれば、1学年につき生徒数は70名程度で、それゆえに教授陣から事務方までが各生徒を知悉しているとのこと。専用の校舎は、かつて寮であった建物を改築したもので(元食堂でグループディスカッションをすることもあるらしい!)、そういった要素も含め、とてもアットホームな雰囲気であるようだ。私はいままでの人生でそのような環境に身を置いたことがなく、どうも具体的なイメージができなくて悲しいのだが、それはきっと素敵な場所であるに違いない。

しかし、敢えて気になる点を挙げるとすれば、

・留学生の少なさ(全体の約3割が留学生というケースもあるようだが、僅か2名しかいないという年次もあるようだ。自分以外がほぼネイティブというのは、前向きに捉えればこの上なく鍛えられる好環境だが、かなりストレスフルでもありそうだ。特に私のように英語を不得手とする向きには。)

・西海岸ゆえのドメスティックさ(上述とは別の卒業生の話によれば、GSPP自体は文句なく素晴らしいスクールだが、やはり国際機関を数多く有する東海岸に比べると若干ドメスティック、すなわちアメリカ国内 and/or カリフォルニア州内の政策イシューに偏りがちであると感じたとのこと。まあ、この方が卒業したのは10年以上も前なので、いまはずいぶんと状況が変わっているのかもしれないが)

といった点である。しかし本当にそうなのかは蓋を開けてみないと分からないし、仮にそうだったとしても、本人の努力や創意工夫(?)でフォローできる範囲の話とも考えられる。

そんなわけで、いまだに信じられないことだが、UCバークレーは私に門戸を開いてくれた。ありがとうございました、UCバークレーさん。人違いじゃないと良いのだけれど。

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