2012/01/11

9校の大学院に出願したこと

まずは、私が出願した大学院を以下に記したい。全部で9校である。

Cornell University
Harvard University
Princeton University
University of California, Berkeley
University of California, Los Angeles
University of California, San Diego
University of California, Santa Barbara
Columbia University
Stanford University

このうち、UCSD(Master of Pacific International Affairs)、UCSB(Master of Environmental Science & Management)、Stanford(Master of Arts:International Policy Studies)の3校を除いて、すべて公共政策学の専攻(Master of Public Policy/Affairs)に出願した。

数ある大学のうち、なぜ上記の9校としたのか。ひとつには、大学周辺の治安の良さがある。平凡な答えだけれど、家族を連れて渡米したい私にとって、これはなかなかに重要な要素であった。(治安を含む生活環境について調べるとき、在校生や卒業生の個人ブログはとても参考になった。このブログを通じて、私も微力ながら恩返しができれば嬉しい。)

もうひとつの理由は、(こういうことは書かない方がスマートなのかもしれないけれど、)大学の知名度である。多少なりとも米国を知る人のうち、上記の大学を聞いたことがない人はほとんどいないのではないだろうか。数年前の私を例外として。

カリキュラムや教授陣も、慎重に吟味すべき要素だ・・・と書きたいところだが、私はあまり吟味することがなかった。ただ漠然と、「エネルギー・環境の分野を勉強したいナ」などと、鼻水を垂らすばかりであった。
しかし、本当はそれではいけない。スクールごとの特徴(例:理論と実践の軽重、必修科目の多寡など)というのはもちろんあって、そうしたことは、パンフレットやホームページを丹念に読めば結構わかってくるものなのだ。私がそのことに気づいたのは、エッセイの下書きを概ね終えた、年暮れも近い頃だった。それまで私はTOEFLやGREに注力するばかりで、肝心の大学研究に手が回っていなかった。これは、全部で風呂桶15杯分くらいある私の反省点のひとつである。これから留学を志す皆さんは、私と同じ過ちを犯さぬよう、ゆめゆめご留意されたい。

9校に出願というのは、ちょっと多かったかもしれない。カリフォルニア大学には、4校も申し込んでいる。カリフォルニアが大好きな人みたいだ。実際にはカリフォルニアはおろか、アメリカにすら行ったことがないのだが。
とはいえ、できることなら、私はもっと出願したかった。なぜか。理由は単純で、分不相応に優れた大学ばかりを選んだので、全部に滑る恐れがあったからだ。しかしながら私は、出願準備に手間取り、仕事に追われ、10校目の出願に充分な時間を確保できなかった。このため、出願を検討していた University of Michigan(Ford School)やTufts University(Fletcher school)には、TOEFLやGREの公式スコアを送るだけで、その他の書類は何も送らないという、半ば嫌がらせのようなことをしてしまった。これもまた、私の風呂桶15杯分に含まれる。

こうして書くと、私という人間には節操も思慮も分別も欠けているようだが、実際そのとおりなのだから言葉がない。とにかくそんな風にして、9校の大学院に出願したのである。

1 件のコメント:

  1. 今年私も大学院出願を考えています。
    9校に出願されたとのことですが、基本的には推薦状、GRE、TOEFL、SOP、GPAの書類を提出されたと思います。これらの書類(SOP、推薦状)は大学ごとに内容を変えておくられているのでしょうか?

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