2012/04/09

UCバークレーへの進学を決めたこと

 何事によらず、決断というのは難しい。何かを選ぶということは、つまり、別の何かを選ばないということだから。

 いろいろ迷ったが、最終的に、UCバークレー(Goldman School of Public Policy)に進学することに決めた。コロンビア大学(School of International and Public Affairs)もコーネル大学(Cornell Institute for Public Affairs)も、私にはあまりにもったいない、ゴキブリにフォアグラを食べさせるくらいもったいない素晴らしい学校である。
 しかし、エネルギー・環境を軸として自分の関心分野について死ぬほど勉強できそうなところはどこか、あるいは、怠惰な自分に逃げ道を与えず厳しく鍛えてくれそうなところはどこか、という点から、私にとって最善の選択肢はUCバークレーだと思った。学年で一番の劣等生になるであろうことは最初から分かっているのだが、それでもUCバークレーで、GSPPで悪戦苦闘していこうと思った。

 人生は一度きりなのだ、そして誰の人生にも必ず終わりがくるのだ、と、最近とみに思うようになった。東日本大震災の影響かもしれない。あの恐るべき津波に飲み込まれた人たちの、倒壊した建物の下敷きになった人たちの、彼ら/彼女らの魂は、闇の奥へと音もなく消えてしまった。しかし私はこうして生きている。なぜだろう?

 彼ら/彼女らと私の間に、一体どんな違いがあるというのだろう?


 不細工で恥の多い人生だけど、それでもまだ現在進行形の人生だ。やるからには、やってみようじゃないか。よろしくお願いします、UCバークレーさん。

3 件のコメント:

  1. Thank you so much for your encouraging comment. It is obvious that there is a long and winding road, but I'd like to grapple with things in the road.

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  2. 通りすがりです!
    僕はCIPAに行くことにした新卒23歳です!
    通りすがりの身ですが、同じアメリカで学ぶ人がいて嬉しいです!共に死ぬほど学んで、この世界をよりよいものにしていきたいです!失礼しました!

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  3. 嬉しいコメントありがとうございます。
    そうですか、23歳の若さでコーネル大学に行かれるのですか。素晴らしいですね。以前にパンフレットか何かで大学図書館の写真を見ましたが、ひっくり返るくらい美しかったです。宮殿と見間違えるような美しさ。死ぬほど勉強ができますね!

    それから余談ですが、コーネル大学応用工学物理学部(School of Applied and Engineering Physics)では先日、時を止める実験に成功したというニュースを聞きました。なんだかドラえもんの「タンマウォッチ」とか、ジョジョの「ザ・ワールド」とか、そんなレベルの途方もない話です。コーネル大学、すごいです。

    National Geographic News「光をコントロールすれば時間は止まる?」
    http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120105001&expand


    お互い頑張っていきましょう!

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